事業承継コラムvol.4 -ピンチはチャンスか-

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新型コロナウイルス危機

平塚市内の社員20人程のIT企業に補助金の案内をするために訪問しました。

ものづくりやテレワークに関連する補助金です。

テレワークの補助金は既に資料を集め自社で申請するとのことでした。

新型コロナウイルス危機が、働き方改革の強力な推進役となっていました。

テレワーク関連企業には思わぬビジネスチャンスになっています。

統計によると日本では2018年時点でテレワーク導入率は19%でしたが、今後は大企業から中小企業にまで普及が進み、米国の85%の水準に急速に近づいていくとみられています。

ピンチをチャンスにした過去の事例

日本の産業史を振り返ると、ピンチが産業構造の大きな転換期となっています。

例えば、日本の重工業化は、第一次世界大戦で欧米から産業機械が輸入できなくなり、止む無く自力で各種機械を製造する必要に迫られたことが、軽工業国から重工業国になるきっかけになったと言われています。

また、第二次大戦後日本が急速に経済成長を遂げることができたのは、日本人の勤勉性と強い復興意欲に加え、空襲で旧式の工作機械や古い工場設備が破壊されたため、戦後多くの企業が当時の最新の機械を購入して生産を始めたことが、

日本の国際競争力を高め世界有数の経済大国に押し上げた理由と言われています。

お困りの中小企業に寄り添う

今回の新型コロナウイルスの感染拡大と自粛は、多くの中小企業に経営上の危機をもたらしています。

ピンチはピンチ。

客が来ない、品物が売れない、資材が入って来ない、事業の継続が危い…ピンチのままか、チャンスにできるか。

ピンチをチャンスに、と捉えられる経営者が少ないのも現実ではないでしょうか。

事業承継も然り。

湘南MIRAI承継の私たちが、新型コロナウイルス危機でお困りの皆様にとって少しでも力になれたら幸いです。

髙橋 布明
執筆者
湘南MIRAI承継 中小企業診断士髙橋
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